1.この記事を読んで出来るようになる事
1.ギターの上達が加速する
演奏するテンポをグンと落として練習すると聞くと、上達の速度が下がってしまいそうです。
しかし、実はテンポを落として練習すると、ギターの上達につながる良い事が沢山あるのです。
サッカーの試合などで、ハイビジョンカメラのプレイバックを観た時のような、実際には凄く短い時間で起きている事が、詳細に観察出来るからです。
リズムは、常にテンポに対して相対的なので、当然、テンポを落とせば落とすほど、その時に鳴らしているコードやメロディーの音は、長く鳴ります。
あなたが、メロディーの練習を、バッキングの音源に合わせながら練習しているとしたら、その時バックで鳴っているコードやリズムを、早いテンポの練習の時より、長く聴きながら練習することになります。
当然、リズムが進んでいても、その間に判断したり考えたりする時間が長く、余裕が出来るわけです。
早いテンポでは、一瞬でやり直しが間に合わず、失敗しそうなフレーズなどでも、遅いテンポでは余裕が出来るので、時間内に修正可能になるのです。
常にテンポやリズムとの関係を保ちながら、たとえ遅いテンポでも練習を繰り返す事で、早いテンポにした時でも、体と頭が反応するようになります。
2.確信をもってギターを弾くテクニックが身につく
確信を持って弾くとは、早いテンポでは大まかな感じで、リズムやタイミングを合わせ、弾いていたフレーズやメロディーを、遅いテンポでは、確実に弾くタイミングを感じながら弾かなければ、安定感のない頼りない表現になってしまいます。
遅いテンポで弾くことは、あなたが注意深く、自発的にタイミングをよく聴き、確信を持って自発的に弾くことをしなければ、フレーズやメロディーが安定し力強さがでないのです。
2.ギター練習のテンポを落として上達するコツ実践編
1.メトロノームをセットする
この章では、ギターソロの練習を例に説明しましょう。
曲全体を練習する時も、ギターソロなどの曲の一部を集中的に練習する時も、基本的な進め方は、同じです。
スマホのアプリなどのメトロノームを用意します。
これからメトロノームのテンポを決めますが、ギターソロ全体を通して弾いてみて、あなたがそのテンポで弾きこなすのが一番難しいと感じる箇所、多くの場合速弾き部分でしょうか?
まず最初に、その部分を十分に余裕をもって弾くことが出来るテンポを設定します。
2.テンポを落として練習する
あなたが、一番難しいと感じるフレーズに合わせたテンポなので、長く伸ばした音や、音数が少ないフレーズは弾いていても、なにやら間抜けな感じがするかもしれないですが、しっかりリズムを感じながら、丁寧にフィーリングを込めて弾きます。
フレーズを弾き出すタイミングや、ミュートするタイミングを、しっかり意識して練習しましょう。
一番難しいと感じたフレーズが、十分にそのテンポで弾くことが出来るようになったら、テンポを少しずつ上げていって、オリジナルの速さに近づけていきます。
3.ギター練習のテンポをグンと落として無駄なく上達するコツまとめ
いかがでしたでしょうか?
このような地味な練習が、ギターの基礎をしっかりと固め、上達する最短の近道になります。
頑張って練習していきましょう‼︎
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